交通事故の被害者からの過剰な要求
事故があった日は仕事がお休みで久しぶりに美容院に行った帰りでした。
お正月明けの寒い日でしたが、快晴で車の中はむしろぽかぽか暖かくて暖房もいらないほどでした。その暖かさに加え、ほぼ毎日のように通る道で少し油断していたのかもしれません。
こちら側が一旦停止しなければならない信号のない十字路に差し掛かかり、「あっ!」と思ったときにはもう遅く、交差する車線を走ってきた車にぶつかりそのまま電信柱に突っ込んで止まりました。
幸いにも相手の方は軽傷で、わたしも救急車で運ばれましたが軽傷で済みました。
わたしの車は電柱にぶつかったときの衝撃がひどく廃車になりましたが、相手の方の車は修理が可能な状態でした。もちろん、一旦停止を怠ったこちら側の責任が重く、加入していた任意保険会社に報告をして後の処理を頼みました。
膝を強打してしばらく歩けない状態だったため、相手の方へはとりあえず電話でお詫びをしました。
電話で謝罪をしたときには相手の方も謝罪を受け入れてくれて後にもめるような感じはありませんでした。
その後しばらくして保険会社から連絡があり、相手の方が修理ではなく新車への買い替えを要求されているとのことでした。もちろん保険でカバーできる範囲ではなく、自腹で弁償できるような金額でもなかったためお断りして修理をしてもらうようにお願いしました。
しかし、相手の方に聞き入れてもらえず、ついにはわたしの実家や勤め先にまで電話をしてきてあることないこと誹謗中傷されました。そのため保険会社が契約している弁護士さんに相談することにしました。
弁護士さんに間に入ってもらい、相手の要求していることが過剰な要求であること、また相手の方がわたしの実家や勤め先に電話をかけ誹謗中傷するなどの行動が行き過ぎた行為であり、こちらも大変立腹しており裁判になってもかまわないつもりでいることを説明してもらいました。
その結果、相手の方はしぶしぶながらも要求を取り下げて保険で修理することに落ち着きました。